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水俣病記念講演 2冊同時発売

水俣フォーラム/編

岩波書店

¥ 1944(各巻)(税込)

私達を取り巻く状況、環境が、加速度的に変質していく混迷の時代にあって、もはや自らの生活実感や習慣的な価値観だけでは、様々な社会現象の底にあるものを読み取れなくなりました。だからこそ「水俣」に惹かれる人が少なくありません。近代的な化学工場による「生活基層民」への加害行為とそれをめぐる人々の姿は、誰に共感するかを問わず私達の姿を映し出します。そんな水俣病事件を明らかにしてきた方々のお話と、その問いに答えようと考えた方々のお話が2冊の本に。20数年にわたって講演記録を蓄えてきた水俣フォーラムならではの構成です。

『水俣から 寄り添って語る』
【目次】
石牟礼道子 まぼろしのえにし
石牟礼道子 まなざしだけでも患者さんに
浜元二徳  私たち一家を襲った恐ろしい公害病
吉永理巳子 亡き人びとの声を伝えたい
原田正純  水俣病は人類の宝
宇井 純   世界の公害,日本の水俣病
土本典昭  私の水俣映画遍歴三七年
丸山定巳  水俣病と地域社会
富樫貞夫  水俣病事件は解明されたのか
松岡洋之助 「水俣病を告発する会」の日々
色川大吉  水俣の分断と重層する共同体
石牟礼道子 形見の声
実川悠太  解説にかえて

『水俣へ 受け継いで語る』
【目次】
石牟礼道子 花を奉る
日高六郎  水俣――南北問題と環境問題の交わるところ
鶴見俊輔  近代日本――水俣病への道
池澤夏樹  水俣病と幸福の定義
井上ひさし コメと水俣病――戦後日本農政の影
網野善彦  軽視され続けた海の民――日本社会史から
柳田邦男  水俣病が求めること――二・五人称の想像力
高橋源一郎  三・一一と水俣病
中村桂子  水俣から学び生きものを愛づる生命誌へ
若松英輔  語らざるものたちの遺言――石牟礼道子と水俣病の叡智
奥田愛基  呪いたい社会でも命を祝福したいから
実川悠太  解説にかえて