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文庫フェア「チチカカコヘ」から1冊おすすめ『勝負』

升田幸三

中央公論新社

¥ 741(税込)

名人に香車を引いた男が語る
破天荒な人生哲学

人生は、将棋に似ている。どちらも“読み”の深いひとが勝機をつかむ─。「名人に香車を引いた男」はこういった。この破天荒な棋士は、人生も棋風も破天荒で、局面を打開する逆転の独創が持ち味だった。本書では、将棋への道、駒の哲学、勝負での心構えなどが語られる。いくつもの難局を乗り越えた経験から紡ぎだされる言葉の数々。そこには名人ならではの人生のヒントがつまっている。将棋を知らない人でも楽しめる人生の書。(升田幸三・著『勝負』─ 無料配布中のフェア小冊子より)

学術的な文庫シリーズを擁する出版社6社が、会社の垣根を越えて共同開催しているフェア「チチカカコヘ」の第四回目がスタートしました。6社の頭文字を取ったフェアタイトルとなっており、主に哲学や歴史、科学や宗教、美術に関する文庫60点で構成されたフェアです。そんな中からご紹介するのは、将棋ブームの今こそおすすめしたい本『勝負』。「名人に香車を引いた男」つまり、将棋界の頂点に位する名人を相手に香車(駒の名前)なしで挑み、勝利したこともあるという伝説的な棋士・升田幸三の随想集です。時代を越える普遍的な知恵や、生きることを豊かにする教養の得られる本ばかりのフェアですので、ぜひお立ち寄りください。